大丈夫ですか!?肩や首の痛み。

肩こりや首の痛みは、日常的によくある訴えですが、その中には背骨の首の部分にあたる頚椎の病気が原因になっているものがあります。頚椎に重大な障害が起これば、手足の感覚、運動まで麻痺させてしまう事があるのです。

 

肩コリ首の痛みが起こる原因

1、肩やその周囲に原因があるもの

肩関節周囲炎(五十肩)、胸郭出口症候群、頚肩腕症候群

 

2、頚椎に原因があるもの

頚椎症(変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア等)、頚椎捻挫(むち打ち症)などの外傷、頚椎腫瘍、リウマチ性脊椎炎)破壊性脊椎症

 

3、内臓などの病気によるもの

高血圧、低血圧、狭心症、自律神経失調症、更年期障害、眼精疲労、貧血

 

4、その他

うつ病、精神的緊張、睡眠不足、寒さ

 

と、上記の様に原因は様々です。

また、手や腕の動きや感覚がおかしい場合、その原因は神経の出ている頚椎にある事が少なくありません。手や腕の痛みであっても、首の動きに伴って痛み、痺れが走り、ときに力が抜ける様な時は、頚椎に原因がある可能性が高いと言えます。

そして痺れや脱力が両側の広い範囲に及ぶ場合は、更に重大な問題となる、脊髄の障害を疑う必要があります。

ボタンの掛け外し、箸の扱い、針仕事、字が書きにくい、小銭が上手く掴めない、紐が結べないなどの動作が障害されやすくなります。そして更に、脚の痺れ、歩行が困難、排尿や排便障害に発展します。脊髄障害が長く続くと、回復が難しくなってしまいますので、この様な症状に気づきましたら、頚椎の重大な病気を疑う必要があります。放っておかずに、すぐに専門医に受診することをお勧めいたします。